プログラマーを目指す方であれば学習は効率よく行いたい人も
多いはずです。頑張りや努力することは悪いことでは
ありませんが、せっかく学習するからには
できる限り結果は伴わせたいものです。
松下村塾から多くの日本の功労者を育てた
吉田松陰はこう言っています。
井は水の多少に在りて、掘るの浅深に在らず、学は道の
得否に在りて、勤むるの厚薄に在らざることを(井戸は湧き出る水の多い少ないが大切であつて、掘ることが浅い深いは
どうでもいい。同じように学問は道がえられたかどうかが大切で、どれだけ勉強したかが問題ではない。)
記憶や表面上の学習だけでは、考えるということをおろそかにすることに
なり、頑張った所で結果がともなわない場合もあります。
上の言葉のようにどうすれば自ら効率的にプログラミングを習得できるかを
常に頭を使い考えながら行っていきたいものです。
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短期間で暗記する方法
短期間でプログラミングに関するものを暗記する
方法は何分かおきに何度も繰り返す
という事をするのがおすすめです。
これは記憶する方法でよく
言われる「エビングハウスの忘却曲線」を
考えての事です。
20分間隔で何度も同じものを繰り返して
覚えるのが良いとよく言われています。
wikiの「エビングハウスの忘却曲線」によると
20分後には、節約率が58%。
1時間後には、節約率が44%。
1日後には、節約率が26%。
1週間後には、節約率が23%で。
1ヶ月後には、節約率が21%。
出典 – https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%98%E5%8D%B4%E6%9B%B2%E7%B7%9A
人によって差はあるかと思いますが
このように時間が経つにつれ、記憶している割合が
減少するようです。
視覚的な情報で記憶する
脳の五感の80%近くを占めているのが視覚です。
図1.2 五感による知覚の割合
味覚1.0%、触覚 1.5%、臭覚 3.5%、聴覚 11.0%、視覚 83.0%
出典 – 『産業教育機器システム便覧』 p4
この五感の中でも割合の多い視覚を使い覚えるというのは
実に効率的な学習方法です。
プログラミングの場合もデータなどを見ていても
つまらないことが多いので
目でみてグラフィカルにどのように変化が
おきたのかというのを確認すると覚えやすい。
データだけのものは、グラフや絵図などで表示して
みてどのように挙動が変化するのかを
確かめるというのもプログラミングの内容を
記憶にすり込みすくします。
わからないものを、そのままで進めない
これは勉強でも同じで、基礎が必要なような科目
数学などは必要ですね。
プログラミングもかなり基礎部分が大事で
わからないものを、そのまま進めると
それが後からでてくるものと繋がっている場合
まったく理解ができないと
いうこともあります。
わかりづらい部分はじっくりと、何度もソースを
変更してみてトライアンドエラーを行い挙動を
確かめて理解するといいのでは。
1つの言語を並行学習する
並行学習することによって効果が高いとされて
います。
これは人の集中力は大人でも15分が限界だといわれている
ことからのようです。
インターリーブ(同時並行)学習法とは
インターリーブとは、ここ数年で注目を浴びている脳科学的な知見を取り入れた学習方法のひとつで「学習をする際、一つの科目や一つのことを連続して学習をせず、あえて途中で別のことを挟んで学習間隔を開けて取り組む方法」です
出典 – https://copel.co.jp/article/interleave-learning-method/
ソースを修正する無駄な時間をなくす
記事として書きましたので以下引用。
ソース個別のものが多いので、自分ひとりでわからない場合は
人に聞いたりしないと、初学の人だと詰まったまま
1日を過ごすなんてことも普通にありえます。とにかくわからなかったら人に聞く。
プログラミングスクール通学なら講師に聞く。
オンラインならチャットして聞くに限ります。
1人で悩んで過ごすのは時間の無駄使いです。
出典 – https://pg7.jp/motivation/
人に教えることにより効率よく学習できる
こちらも以前に記事に書いたので引用しておきます。
人に教えることにより、さらに効率よく学習できると
いう傾向にあるようです。
実際に人に教えるようにあまたの中で文章を作り上げ
プログラミング学習を
記録してブログにするようにすれば
効果的なのではないでしょうか。
出典 – https://pg7.jp/blog/
睡眠をしっかりととる
プログラミング学習は没頭してしまうと
いつの間にか朝ということもありえます。
しかし記憶させるためには良いことでは
ありません。
睡眠と学習定着は以下のように関係しています。
「睡眠の重要なはたらきのひとつが、記憶の固定です。入眠後早い段階で現れる深いノンレム睡眠はいやな記憶を消す作用を、睡眠の後半で現れる浅いノンレム睡眠は手続き記憶(スポーツの技術や自転車の乗り方など)を固定する作用を持っています。また、浅いノンレム睡眠は昼間に記憶したことと過去の記憶を関連付ける作用も持っています。」
「「夢を見る睡眠」として知られているレム睡眠は、新しい記憶と過去の記憶を関連付けて記憶をスムーズに思い出せるよう索引をつける作業(記憶のタグ付け作業)を行うための睡眠でもあります。」
出典 – https://career-ed-lab.mynavi.jp/career-column/1256/
このように睡眠は学習定着に重要にかかわる要素なので
プログラミングを学習する場合は
しっかりと規則的に眠るということが
学習効率を上げる為に必要です。