勉強においては、ブロック・プラクティス(集中的練習)や
インターリーブ(並行学習)があり
並行学習することによって効果が高いとされて
います。
これは人の集中力は大人でも15分が限界だといわれている
ことからのようです。
スマホゲームもちょうどこれぐらいで無料のライフみたいなのが
切れるように設定されているゲームもありますね。
同じ言語のプログラミングを並行学習することは
効果がありますが、2つの言語を並行学習すること
ははたして効果があるのでしょうか。
サイトコンテンツ
プログラミング言語 並行学習する効率
結論から入ると2つの言語を並行学習すると
効率は悪い人のほうが多いはず。
まず一つの言語をを覚えたほうが効率がいいことは確かです。
その主な理由を挙げてみると
- 学習が進むのが遅くなる
- 同じような内容を学ぶことになる
- 内容がごちゃ混ぜになる
- 2つ目の言語を覚えるのには、あまり時間がかからない
学習が進むのが遅くなる
ひとつ覚えるだけでも、基礎的なことは多いのですが
それを2つも同時にやるとなると
余計に時間がかかりますので
学習が進むのが遅く面倒になってきます。
初学の間ではあまり面白みのあることが
出来ないので、学習の進行具合が遅いと
プログラミングへのモチベーションが保てなくなる
かもしれません。
同じような内容を学ぶことになる
構造的に似たような言語が多いので
同じような内容を何度も学ぶ事が面倒な
人は途中で嫌気がさす可能性が高いです。
何度も繰り返し、覚えるということは
記憶するにおいては良いことですが。
ただでさえ覚えることが多いプログラミングの場合
すぐに先に進みたいというような方は途中で嫌気がさして
挫折してしまうかもしれません。
内容がごちゃ混ぜになる
これも内容が同じような事が原因ですが
2つの言語を同時に覚えることで、しっかりと
一つ一つの事を正確に覚えないと内容が
ごちゃまぜになる可能性があります。
特にスマホアプリなどを作ると、覚えることが多くて
一つの言語にしか集中できないと思います。
しっかりと頭の中で一つ一つ整理できて
いないと余計に頭の中でこんがらがって
覚える効率が悪くなってしまいます。
2つ目の言語を覚えるのには、あまり時間がかからない
これが2つの言語を並行学習すると効率は悪い
という主な理由です。
コツコツと勉強できるような方は上記した
学習が進むのが遅いや同じような内容を学ぶは
それほど気にならないかもしれません。
しかし、1つの言語をきっちりと抑えておけば
2つ目の言語を覚えるのにあまり時間はかかりません。
プログラミング言語の違いは、書く内容を変えても
その本質的な構造は同じものが多いからです。
プログラミング言語である部分の
一例を挙げてみると
- 変数
- 関数
- 構造体
- 配列
- 条件分岐
- ループ
- クラス
- 継承
これらは抽象的なものですが、一度その性質を覚えてしまえば
各言語の書き方で置き換えてみればいいだけです。
なので1つの言語をきっちりと抑えて
おくだけで、早くに実務で使えるほどに他の言語
を覚えることもできます。